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北陸よさこいを10倍以上~楽しむ ページ
(北陸よさこい・観る阿呆連 設立準備委員会編)
1) 『粟津おすえべ花吹雪』さん
2008年秋に小松駅前一帯でおこなわれる「どんどんまつり」というイベントの路上パレード演舞で私が始めて関心をもった「よさこい」のチームさんです。
その時の演舞は笛の音が印象的に使われ、初めやや厳かな感じで入り途中から一転、パッと軽快なメロディーへ、凝った和風の衣裳で優雅さとエネルギッシュな動きの緩急のある踊りにすっかり魅了されました。
それまで「よさこい」という高知発祥の踊りがあることさえ知りませんでした。(阿波踊りのほうはさすがに知っていましたが。)
プロの舞踊集団ではないというのは雰囲気からしてわかりますが、どういう性格の集団なのか。はてな?マークの気分でした。そういえば随分昔、東京・原宿などで歩行者天国の路上で踊っていて「竹の子族」と呼ばれた人たちのブームがあったのを思い出しました。
しかし、踊りの複雑な構成や動きからみて、これは日頃からかなり訓練を積んでいることがわかります。同時にプロでもないのにこんなに熱を入れてやれるのはどうしてだろう、という疑問も湧きました。
黒を貴重にピンクや金色のフリルをあしらった衣装は人によっては装飾過剰の「重たい感じ」と言うかもしれないが、私にはこのメロディの軽やかさやさわやかに高音へ抜け上がる歌声にバランスするようで丁度いい感じでした。観客のこちらもうきうきした気分になります。 残念なことに私にはこの頃はまだビデオ映像をサイトにアップしようという意識がなく公開できるような録画をしませんでした。後でチームメンバーの家族の人が撮ったDVDをコピーさせてもらいましたが、そのファイルがわたしのちょっとした宝物になっています。
その後「おすえべ」さんは
2009年は衣裳はティーパー状の裾形状は残しながらもほぼ赤一色非常にシンプルな配色の着物へ。
2010年は( 2行目左端 )演舞曲の曲想ががらりと変わるとともに衣裳もすべて一新され白絹、黄、草色など明るい組み合わせの三種へと変わりました。この年の演舞の構成などもなかなか良かったと思います。
2011年は( 1行目2番 )今までになく大胆な配色の衣裳で、地味な色がベースながら生地はつややかな光沢もち上品な感じにまとめられています。
こうやって見ると、表面的には結構変化があるチームです。
毎年、皆でわいわい言いながら曲想や衣裳の企画を話し合って楽しんでいる様子が想像できます。
石川県には「YOSAKOIソーラン日本海」という北海道の「YOSAKOIソーラン」の流れをくむイベントプロモーションの非営利組織があり(以後、「Y・S日本海」と略記させてもらいます。)「おすえべ」さんもこの組織に加盟されてるとのことなので、年間各所で開かれる大会のスケジュールなどを教えてもらい、ビデオ取材を行うようになりました。
2) 『 西金沢SUN跳芽(~~さんちょうめ) 』さん
西金沢の三丁目辺りに住まいの皆さんが中心になって発足したチームとのことで、奇抜な当て字で愉快なチーム名が出来ているようです。
上述の「粟津おすえべ」さんをはじめて知ったのと同じ「どんどんまつり」の会場でこのチームにも出会いました。
このチームの特徴は私の独断で言わせてもらえると「色彩の魔術師」チームです。
色の組み合わせでどう観客を楽しませるかと言う点で情熱を注いでおられるのを感じます。演舞の途中で上半身の衣装の早替えを行います。
2011年度 加賀会場( 2行目3番 )は、なんとその早替えを2度も行うこだわりぶり。 これには驚きました。
2010年度から出だしでの踊りの各グループごとの衣装デザインと基本色の統一性が徹底されたようで、全体の色彩構成がとてもすっきりするようになりました。観るほうからするとより洗練されたチームになったという気がします。
衣装のカラーコーディネートの話ばかりしましたが、曲は都会風(!?)で歯切れのよいリズムをきざみ、お洒落な感じが基調です。
2010年 加賀会場 2行目右端
2009年 加賀会場 5番目
3) 『 小松昇龍響 (~しょうりゅうひびき)』さん
4) 『 加賀華舞伎 (かが かぶき) 』さん
2010年( 1行目2番 )の演舞テーマは「よさこい」のイメージを破る奇抜なもの。なんとアフリカ原住民の伝統的な踊りをイメージしたもののようです。
アフリカといえば私など槍をもったマサイ族などのイメージが浮かびます。しかも、アフリカ原住民は裸というイメージがあるので(現代アフリカ人はみんなTシャツやジーンズなどもはいているのでしょうが)アイディアはいいとしてもこんなテーマは実現するにはなかなか難しいでしょう。男はともかく女性は裸になる訳にはいかず。
衣裳を着ていながら裸に近いそれらしい雰囲気をどうやって実現できるのか? 難問をこのチームは強引な力技で克服しています。
衣装の細部を見るとその涙ぐましい努力や工夫がよくわかります。
2011年( 1行目3番 )には以前のように半纏をまとったノーマルな衣装になりました。すっかり正気を取り戻されたようです(!?) なんか寂しい気分がしないでも~。 だけど、そのうち又、意表をつく企画が出てくるのを期待しましょう。
2009年 本祭 3番目
5) 『 天鳴覇 (てんめいは) 』さん
チーム名がすごい。しばらく前まで放映されていた韓国ドラマ「幻の女王チャミョンゴ(自鳴鼓)」に馬鹿でかい太鼓の話がありましたが思わずそれを連想してしまいます。(笑い) 気宇壮大な野心を秘めたチーム名と感じます。
紋付の礼装着物が舞台衣装になっている感じで最初、結婚披露宴を終えた女性たちがそのままステージに上ってきたのかとさえ思いました。
チームの構成は3つの役割に明確に区分されているようです。女性陣は花街の用語で言えば芸妓の位の人と若い見習い(半玉)層に。男性は芸妓の付き人・世話係の男衆の役といった感じでしょうか。
実はこの芸妓役のメンバーがすごい。 約7人ぐらいおられるようですが、いずれもすらりとして上背があって容姿は本物の芸者さん達が青ざめるほどの艶(あで)やかさ。 文字通り強力メンバーを揃えています。
チーム名通り天下に名が響きわたる感じがします。
2011年 加賀会場 4行目右端
2010年 加賀会場 6行目左から2番目
2009年 本祭 16番目
6) 『 朝顔つるべ隊 』さん
俳人として有名な「加賀の千代女」ゆかりの松任町(現白山市)で踊り好きの主婦達がそれぞれの小さい子供さん達と一緒に楽しんでおられるチームのようです。
筆者が初めて知ったのはつい最近、
2011年( 5行目3番 )の「Y・S日本海」加賀会場でです。小人数で衣装も特に個性的とか目立つとかいう点もなく、普段だったら特に意識することが無かったかもしれませんが(失礼!)、曲が叙情的でとてもすばらく、一度聞いただけで耳から離れなくなりました。2011年度で最も印象に残った曲のひとつです。
今でも、ふとした折に、私の頭の中で勝手に鳴り出すときがあるくらいです。
昨年、若い男女がメンバーに加わったということです。男性の方は長身でイケメン風、ちょっとナヨナヨした踊り方が気になりましたが(笑い)それが持ち味かも。 女性は清楚でデビュー間もなかった頃の「山口百恵」さん風と私には感じられましたが~~~。 皆さんの目にはどう映ったでしょうか?
こじんまりしたチームでも大規模チームに負けない印象的で魅力的な演舞ができる事を実証されてると感じました。
7) 『 極舞人(ごくぶと) 』さん
福井市のチームですが例年「Y・Sソーラン日本海」の加賀会場にも出演されており当地のお馴染みチームの一つです。
筆者はたまたま2010年の福井・勝山市でのイベントで、豪雨に近い激しい雨の中でのパレード演舞に出くわしたことがあります。そのときの女性陣の情景をおどけた風に紹介したのですが、実は、そこでは書かかれていないことでこのチームのもう一方の強力兵器が男性陣にあります。
アメリカンフットボールやラグビーの選手やってますと言われても違和感がない様な筋骨たくましい体型をしている人たちです。男性ダンサーというと細身の人が多いのが一般的なのにこれは珍しい。一人だけでなく何人もいると迫力が違います。チーム全体として表現できる範囲が大きく広がって有利だと思いました。
極舞人(ごくぶと)という珍しい名前は「舞を極める」というところからきているそうで求道者的雰囲気があります。 そういえば気のせいか、衣裳は土着性を感じる地味な色合いでした。 ただ、2011年後半になると女性陣はすべて一般的な着物姿となり華やかさを増す演出がなされ変化がみられます。
2011年 加賀会場 最後の行・左端
2010年 加賀会場 4行目2番
8) 『 明新森組 』さん
前述の極舞人(ごくぶと)さんと同じく福井市のチーム。多人数のメンバーを擁して例年小松の駅前広場でも演舞を披露されている。
70名近くの規模のチームとなるとマスゲーム的演出、迫力のある祭りの賑わいとかのようなテーマを扱いやすくなる。 すでに
「福井フェニックスまつり」でのパレード演舞へのコメントに書いた通り2011年の「大漁まつり」はぴったりのテーマでした。こちらもドンドンとテンションが上がってきて沿道の観客達の興奮も最高だったと感じた瞬間でした。
チームが大人数になるほど、みんなを纏めていくマネジメント力が大変。そういう意味ではリーダーやマネジメントスタッフの力量は相当なものだといつも感心して見ています。
2011年 加賀会場 最後の行2番
2010年 加賀会場 最後の行2番
9) 『 南砺石楠花舞妙 (なんと しゃくなげ ぶたえ) 』さん
富山のチームで筆者がはじめて関心をもつことになったチームです。たまたま能登・和倉温泉での大規模な大会
「能登よさこい祭り」に出場されているのを見かけたのがきっかけです。
「よさこい」踊りの良さの一つには、制約が最小限で各チームの自由でユニークな発想を認め多様な発展性があるところだと思いますが、その中でそこを逆手にとって顔を隠す蓑笠とクラッシックな衣裳で踊る。抑制された古風さが新鮮で印象的に映りました。
イントロからぐっと心をつかむメロディとリズムが素敵です。南砺市のお国自慢の詞もうまく曲にのって印象的です。ながく踊りつがれていく定番の踊りになるのでしょう。
ところでもともと踊りというものに何の知識も無い無骨者の筆者ですので、一つ大きな発見がありました。女性が着物で踊るときは、膝は前後に離れるのはやむを得ないとしても、横方向に離れて股開き状態になってはいけないのだということです。
ステージでは大勢の人が同じ振りを踊っているのですが、中にとても綺麗に踊っているので目立ってしょうがない人がいました。 その人の場合、両足を広げなければならない時には腰をぐっと落とし両膝を深く曲げ両足首は離すが膝は合わせている。 それが色気のあるメリハリのついた踊りになっているようです。 日本舞踊などをやってる人にとっては当たり前のことなのでしょうが、踊りもいろいろ難しい面があると門外漢ながら感じました。
2011年6月の「能登よさこい祭り」のあと8月に高知での「よさこい祭り」全国大会に出場し「ペギー葉山賞」など大きな賞を受賞されたという話を聞きました。よかったですね!
2012年 3月 10周年メモリアルステージ
(YouTube:yosakoiokaketaiさんアップ)
2011年 8月 ペギー葉山賞受賞
(YouTube:weaponponさんアップ)
2011年 南砺菊まつり会場 (2番目)
10) 『 白山蘭美姫 (はくさん らんびひめ) 』さん
黒(あるいは濃紺?)に金刺繍でノースリーブで肩口にヒラヒラのピンクのフリルを着けてあまり余計な色は使わず衣裳全体のシルエットはすっきり簡明です。
ピーヒャラと笛の音。 どこかアラビアン風の異国情緒を感じさせるしぐさや旋律は軽快で優雅。 時にメリハリのついたリズムでスパイスを効かせながらもゆるやかで楽しくうっとりとした時間が流れる。 このような「白山蘭美姫」さんの
2010年度の演舞で( 4行目左端 )私は何度”悦楽”の時間を過ごしたことでしょう。
私の場合、好みの演舞は「こまなび」のネット上で1シーズン40~50回ぐらい繰り返し見ているでしょうか。
何度も見ていると最初の頃気が付かなかったことも見えてきて理解が深まってきます。
いろいろのほめ言葉で絶賛の嵐ですが、よく考えてみると、このチームきれいなおねえさんやかわいいお嬢さん達が多いのも高得点の理由かも!?(なんや、簡単でわかりやすい理由やね。 それやったら余計な能書きいらんかった!)と叱られそうですが~~。
落ちが付いた所で、お後が宜しい様で。今回はここで終わります。
まだまだ皆さんにご紹介したいチームがたくさんありますので、折をみて追加させてもらいます。 (2012年2月 記)
11) 『 泉華菖蒲美人(せんか しょうぶ びじん) 』さん
山代温泉には筆者の叔父一家が暮らしているので子供の頃、祖母に連れられ時々遊びに行ったものです。総湯に入ったり祭り見物をした記憶がありますが、今にして思えば、その祭りとは「菖蒲湯まつり」だったのだろうと思います。
この祭りの取材をこまなびでは
平成21年(2009年)に一度行いましたがこの山代温泉を代表するイベントを踊りのテーマにしたのがこの泉華菖蒲美人のチームです。
当然、衣裳は菖蒲をかたどったりイメージしたもので年次によってバリエーションがありますがいずれも色鮮やかにデザインされてます。題材は決まっているので今年はどんな衣裳で表現してくるのかと私達観客にとってはそれも楽しみです。
2011年 加賀会場 2行目左端
2010年 加賀会場 1行目右端
2009年 本祭 5番目
12) 『 あばれぐず昇炎(しょうか) 』さん
こちらも
「ぐずやき祭り」という地元の祭りをテーマにしているチーム。祭りは「ぐず」(木材と布製)を御輿のように町中を引き回した後、最後は破壊して焼き殺すというダイナミックなものです。
チームの演舞はカラフルな番傘や火消しの梯子上りなどの小道具を有効に使っています。跳んだり跳ねたりが体力的につらくなった年長組(?)メンバーには両手に花木をもってもらい華やかさを演出しています。役割分担がはっきりしているので年少組さん達はその分遠慮なく飛び跳ねているようです。 明るくて元気で華やかな踊りです。これ以上何を求めることがあろうかという感がします。その為かチームの曲や踊り衣裳は私がここ数年見ている限り多少のマイナーな変化はありますが基本的には変っていません。
「あばれぐず」と言えば赤・白格子の着物というイメージが定着しています。へたに変えると地元のファンが戸惑うかも知れません。 踊り子さん達本人が飽きたと言わない限りこの路線でいいのかも。
2011年 加賀会場 1行目左端
2010年 加賀会場 1行目左から3番目
2009年 本祭 2番目
13) 『 うちなだ愉快な仲間たち 』さん
筆者にとってはかなり強烈な印象を与えてくれているチームです。
最初にお目にかかったのは
2009年の本祭の演舞(18番目)。 黒いレザーパンツ風の衣裳。
少女メンバーは別として大人はすべて、年齢と体型にかなり厳格な基準が設けられていてオーディションでメンバーを決めているのではないかと思ったほどです。むちむちプリプリの体型がくっきりと出た熟女の色気がロックンロールのミュージックにのって強烈発散されていました。
すっかりそのイメージでいたのですが
2011年加賀会場(4行2番)でビデオ撮影の脚立から転げ落ちるほどの衝撃場面を目にしてしまいました。あのムチムチ部隊がなんと大減量に成功されたようで皆さんすらりと大変身しているではないか。「あんたら、どうやって、そんながになったんや? 信じられんがいね!」(純粋小松弁での表現です!)
世の中何が起こるか本当にわからないものです。「よさこい」でも想定外が起こるんですね。 真夏の青空に映える白とブルーの配色の衣裳。軽やかなメルヘンチックな子役達とメロディが爽やかです。このチームの新しい境地を我々観客が目撃した瞬間でした。
14) 『 おしみず漁火乱舞隊(~いさりび らんぶたい) 』さん
実は妙な誤解をしていたチームが他にもあります。こちらも当初はオーディションで(通常の意味での)メンバーを選んでいるのではと思ったチームです。
男女共、すっきりした顔立ちで色白の人が多いのです。押水といえば「YOSAKOIソーラン日本海」創設の地。桶谷専務理事の地元です。入団希望者が多くて選抜できる余裕があるんや。と私など漠然と勝手に思いこんでいました。しかし、ビデオや写真を何度も見ているうちに、そうでもないのかなと疑問が湧いてきたのです??(すみませ~ん!----!)。
それで、ふと気が付きました。このチームには、凄腕のメーク師がいるんや~~。
踊りには日常空間から、異次元の世界へ跳ぶという要素があるのだろうと思いますが、そのためには化粧をきちんとして、別世界でのリアリズムを確保すること。それが大事なんだろうなと改めて感じさせられます。 普段は裏方と呼ばれるメーク師さんたちの働きに、もっと注目しなければ。 メーク師さん万歳! あっ、それと勿論、自信を持って舞台に臨める踊り子さんたちも万歳!
2011年 加賀会場 3行目右端
2010年 加賀会場 3行目左端
15) 『 舞宇夢 赤鬼 (ぶーむ あかおに) 』さん
本拠地は滋賀県のチームですが「Y・S日本海」の加賀大会に出演して頂いているので小松加賀地域の観客にもお馴染みです。
赤鬼Jrチームも含めて衣裳のデザイン・配色がとてもすばらしく感じます。 (2010年の場合は)赤、白、黒、青など原色に近い色を使っているので、普通はこのような鮮やかな原色を多用すると安っぽく下品になりがちですが、そうはなっていません。 やはりデザインの力なのでしょう。 それと筆者は自分が撮ったビデオを見てるだけでは気づかなかったのですが、他の人のブログの写真やアップで撮られビデオ(かぶりつき最前列での)などをみると、それらの衣裳の細部の刺繍模様などにはかなり凝った絵柄が使われているのがわかります。 細部まできっちりデザインされていて 鮮やかでありながら品の良い美しい衣裳が出来ていると思えます。
曲の唄声は抜けのよい明るいものです。 衣裳にも曲にも金が掛かっているなと感じます。
こうなると私達、観る阿呆連の立場の人間が金のかかった演舞を単純に好感、高評価しているだけではチームメンバーにかかる金銭的負担がますます大きくなるのではと複雑な気持ちになります。 いささか悩ましい話です。
2011年 加賀会場 (本隊)5行目左端
(Jr) 3行目3番
2010年 加賀会場 (本隊)5行目3番
(Jr) 6行目右端
16) 『 The 日本海 & 北國新聞 』さん
メンバーを石川県全域から公募しY・S日本海の代表として毎年YOSAKOIソーランの本拠地、札幌本祭へ参加しています。そこでの上位入賞を果たすのが基本的任務になっているチームのようです。
芸能文化や工芸の盛んだった加賀藩・百万石の伝統を舞踊のメインテーマにしています。
いつも気合の入った踊りをみせてくれるのですが、ちょっと脇道に逸れたある意味では「こまなび」らしいくだらない話題を一つ。
女性は側室や御殿女中をイメージした着物を着ている踊り子さんが多いです。元気に踊りまわるので裾が乱れ時々白い太股がチラチラ見えるのを発見しました。 ビデオを撮っている当座はあまり気付かないのですが、何度も再生で観ているうちに気になってきました。このチームなかなかに粋なサービス精神(?)があるんやね、とほっこりした気分になりました(笑い!)。
ところが、その後、越中八尾のおわらや 石楠花舞妙さんの踊りを見ていて気付きました。これはサービス精神なんかではなさそうだ(残念!)。 要するに振り付け師の先生が洋舞の気分で振りをつけてるから、はずみでそうなっているだけかも、と気づきました。 かって明治維新のころ、西洋文明が怒涛の如く日本人の生活に入りこんで来たとき、「和魂洋才」といって、文明は西洋のものを取り入れるが精神は日本の固有の伝統を守るという言葉ができました。
その伝でいえば「よさこい」の今は洋魂和装とも言うべき現象でしょうか?
人種的には確かに日本人に違いないのだが頭の中や感性はすっかり西洋化され それでも自分は何者かというアイデンティティは失いたくないところから和装にこだわるのではという皮肉な構図が見えて来ます。
しかし洋魂と言ってしまっては、当事者には不本意かもしれません。 むしろ日本人の感性がグローバル化したのだという表現がよいのかも。 実際、日本人ほど柔軟に外国の文化を好奇心をもって受け入れ、消化しようとする民族は世界中でも稀ではないかと思えてきます。 「観る阿呆連」の我々観客からしてみれば、洋舞風でも和式でもミックスでもなんでもかまわないのですが-----。
閑話休題にして本題へ戻りましょう。
とにかく「The 日本海&~~」チームは札幌本祭への挑戦が宿命としてあるようです。踊り子さんたちも勿論ですが企画などのスタッフのプレッシャーは大変なものだと思います。負けずに頑張ってください。
2011年 加賀会場 最後尾
2010年 加賀会場 最後尾
2009年 本祭 最後尾
17) 『 白鷺童子(はくろどうじ) 』さん
男性は菅笠をかぶり下半身にはとび職のニーカズボンのようなものをはいて踊っています。
ユニークな衣裳もさることながら踊りの振りは私にはモダンバレーかなにかのようにみえました。
チームのブログを拝見すると結成が2010年9月で、2011年が初デビューという若いチームのようです。看護士さんの割合が4割とのこと。これならみなさんどんなハードな練習も安心してやれますね。死ぬほどハードな練習で倒れてしまっても、すぐさま生き残っている看護士さんの誰かが救命措置をとってくれるでしょうから。 すごく恵まれた練習環境にあるチームといえます(笑い)。
今後の活躍が楽しみなチームの予感がします。
18) 『 きらら華小町 』さん
お爺さんが孫娘を見る時には無条件に可愛いさを感じるとのこと。 多くの観客にはそのような愛らしさをこのチームの演舞に感じるのではないでしょうか。
跳んだり駆け回ったりの激しい動きはありません。しかし両手両足さまざまに巧みなしぐさになんとも言えぬ可愛らしさが表現されています。首をかしげる所作はしょっちゅうあるのですが体の軸はまっすぐで崩れることがありません。そこにははっきりした美意識が貫かれているのが感じられます。
白の鉢巻と真っ白な清純さのある衣裳。 観客は安心して心地良く楽しめます。
19) 『 能登國涌浦七士(のとぐに わくうらしちし) 』さん
踊り子すべて男性だけのチーム。かといって無骨なイメージはありません。
繊細な細身のダンサーが多い感じ。なので職業で言えば普段は美容師をしている人たちとかを想像します。紋付羽織の着物姿なのですが踊りはモダン風。
途中から呼子の音と御用提灯が取り出され江戸時代の捕り物場面が出てくるのでちょっと面食らいましたが、活きのいい若い男性ばかりのチームなので迫力・存在感のあるチームです。
20) 『 舞幻(むげん) 』さん
2011年能登よさこい祭り会場では結成3年目だというアナウンスがありましたが、そんな若いチームとは思えないメンバー数とステージでの貫禄がありました。それもそのはず、後でリーダー格の人に電話取材でお聞きすると、前身のチームでの活動期間が6年あったとのこと。母体のチームからの通算では10年弱の活動歴がある古参メンバー達がおられることになります。
すでに
2011年の和倉の会場での記事ページでも書いたとおり、夜のステージではライトをあびた舞台衣装は白地がとてもきれいに映え、上品でおしゃれに見えました。
元気、勇壮といったテーマとは別に男女間の愛というテーマを中心にした叙情的な曲と踊りはとても味わいがあります。
2012年もこの路線での新しい曲と振り付けが企画されているようです。 どういう舞台になるのか楽しみですね。
(2012年 4月 記)
「北陸よさこい」とは==北陸三県(富山、石川、福井)で「よさこい」舞踊を演じているチームで高知系、北海道系を問いません。
「観る阿呆連」とは==観客の立場からよさこい文化を愛し、その振興を願う愛好者の会です。(準備中)
「こまなび」編集人は、ここ数年の「よさこい」しか知らないにわかファンの一人ですが、よさこいの魅力に対して周囲の人達で関心の薄い人がまだ多いのを残念に思っています。 普段、関心のない人たちにも興味をひく話題や視点を提供したいという思いと、愛好者の間で鑑賞に役立つ情報や意見を交換交流する場を持ちたいという思いでこのページをつくりました。 唯、筆者も日常的にアクセス可能範囲ということで地域を北陸三県(富山、石川、福井)で活動のチームを中心にさせて頂きたいと思います。
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